老化防止をする理由

老化の概要

老化には、「個体老化」と「細胞老化」の2種類があり、個体老化ではシワやシミが増えたり(外見・見た目の老化)、筋肉が衰えて転びやすくなったり、内臓機能の低下、病気になりやすくなるなど、外見上で分かる老化を表します。

 
一方細胞老化とは、体を構成する体細胞には分裂回数に限界があり、その限界値まで細胞分裂が終了すると寿命が来るという現象のことを言います。

 
そして、これら2つの老化の進行は、病気になりやすくなる頻度と比例していると考えられており、病気以外でも外観、たとえば肌の老化や骨量の減少、白髪、また肉体的な健康、さらにアルツハイマーに代表される認知的低下を引き起こす原因になることが分かっています。

 

これらの加齢に伴う各症状は、細胞のDNAが徐々に損傷を受けた結果として細胞が不可逆的に老化し機能を失うことで生じるわけですが、この時損傷を受けて短くなるDNAの1つがテロメアです。

 
また、病気になると働くことができず、一方で病気を治すための治療でお金を消費する側にしか回れなくなり、家計の支出だけが増えるばかりか身内にも多大なる負担を強いらせることにもつながってしまうので、老化を防ぐことは誰にとっても必要なことなのです。
 

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