長生きする方法は酵素&腸免疫がキーポイント

長生き

長生きする方法は酵素&腸免疫がキーポイント

腸がキレイであると、体内の酵素保有量が増加して免疫機能が向上し、長生きにつながるサイクルに入ります。逆に腸の状態が悪いと、体内の酵素を無駄に消耗し、免疫力の低下や肌・見た目の老化にもつながっていきます。もちろん、様々な病気も老化が進行することで生じる可能性が高くなるので、年齢を重ねても何とか腸の状態をキレイに保ち続けたいところです。

1. 酵素保有量が多いと長生きしやすい

体内の酵素保有量を増やすためには、玄米や大豆・豆類などの植物性タンパク質や納豆、醤油、味噌、ヨーグルトのような発酵食品、加熱されていない生野菜、海藻、果物、そして充分な量の水(1日約1.5〜2リットル)が特に有効とされています。

 
一方、酵素(エンザイム)を消耗してしまう食事で代表的なものは、時間が経過して古くなった料理や、動物性の肉類や油などの酸化された食べ物ですが、これらは体内で活性酸素(フリーラジカル)を多く発生させ細胞を傷付け、解毒のために酵素を消耗させる原因の1つとなります。またこれらの食事は、血液をドロドロにして血の流れを悪くし、細胞の新陳代謝を防いでしまうことで老化促進を引き起こしてしまいます。

 
* ただし食物の消化に関しては遺伝的な能力の差があり、動物性タンパク質の消化能力が高い人もいます。

 
そのほか、タバコやお酒、牛乳など乳製品の摂りすぎがあっても酵素を消耗しやすいと言われていますが、身体に悪影響を及ぼすまでの量や期間には個人差があり、人によっては一概に悪い生活習慣にはなりにくいケースもあります。

2. 免疫機能が向上すると長生きしやすい

腸がキレイであると免疫機能が向上するのは、腸内のセンサーが体内に入った異物や毒素をどの臓器よりも素早く察知して、その情報を免疫システムに伝達して毒素を体外排出するように、白血球やNK細胞、マクロファージ、T細胞、B細胞のようなリンパ球など免疫細胞に働きかけるからです。しかも、腸には体内の免疫細胞の約6〜7割が集まってくらいなので、腸をキレイにすることがそれだけ老化防止に重要なことであることは理解できると思います。

 
また、免疫システムが正しく機能することや正常細胞の老化を防ぐことによって、病気を誘発するような異常な細胞の出現を食い止めることができ、結果的に病気にならない健康な身体を手に入れて長生きにつながるステップを踏むことができるのです。

 

(参考文献: 病気にならない生き方3 若返り編 / サンマーク出版,2007)
 

関連記事一覧